広重 vs 北斎
category : MUSEUM (3) / posted by ARATA / 2006 Mar. 28 / 19:54
首都高速から中央道へ抜けて.....
調布I.C辺りからの車窓越しに見えてくる景色が昔からなぜか気に入っている。最近になってその理由も何となく理解ってきたような。
雑多な都会の喧噪を離れてその先へ向かって行く、東京でもまだたくさんの緑がのこるある美術館へ。ここで今とんでもない展覧会が開催されてました。
浮世絵版画の代名詞でもあり、互いに意識し合いながらライバル関係でもあった二人。歌川広重と葛飾北斎の「東海道五十三次と富嶽三十六景展」。江戸時代の庶民芸術だった浮世絵版画のオリジナルがここまで揃ってて、しかも見比べる事ができるあまりにも贅沢な空間に酔い痴れるばかり。当時、まだ日本にはなかったプルシャン・ブルーの鮮やかさと緻密に計算されたダイナミックな構図に圧倒されて、時間さえ忘れてしまう充実した一日。
ゴッホやドビュッシーにも多大な影響を与えた事実も本物を観れば納得できる。
この日の深夜。都内に戻りある温泉へ行ってみると浴衣から壁一面に二人の浮世絵がびっしりと......
まさに最後まで北斎と広重づくしの一日。悪くない(笑)
それにしても北斎の肖像画、どう見ても妖怪にしか見えない。
最後の名号なんて画狂老人卍だし。日本が誇る愛すべき異端の一人。
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